建物を維持管理しつつ新しい方向を模索するということ

風通しの良いお部屋とご縁を紹介

建物を維持管理しつつ新しい方向を模索するということ

建物を維持管理していくと、いろんな問題に直面することがある。

ただ維持していればよいだけではなく、建物は劣化するベクトルに間違いなく進んでいるので、適切なメンテナンスをしなければ、きれいな状態を維持することはできない。

まずは防水・塗装。これは10年から15年に一度は施工しなければならない工事だし、賃貸物件であれば、設備のメンテナンスや室内の内装等も適宜新しくしなければならない。

この度、所有している賃貸物件でバストイレ一緒の狭いワンルームのため、なかなか入居者が付かない部屋について、どうしたらよいかと熟考した結果、プロのご意見を聞き、方向性も含めて大きく変えて行こうと思うにいたった。

新しいことをするのは勇気もエネルギーもいることで、昨年から思ってはいても、父の看取りの時間と平行してやるエネルギーは私にはなく、そのまま放置していた。父の看取りを終えたら終えたで手続きに忙殺されるのと、喪失感に愕然としてやる気もなくなり、なんだか手がつかず数か月が経過。

やっと重い腰を上げて、春くらいにはこのプロジェクトをスタートさせたいと思い、気になっていた設計士集団のサイトに問い合わせのメールを出してみた。

仕事柄、お付き合いのある設計士さんは数名いるし、懇意にしている気ごころの知れた施工業者さんもいる。工事するならいつもお世話になっている施工業者さんにお願いしたいし、新しい人と信頼関係を築くのもなぁ・・めんどくさいなぁ・・と思っていたけど、問い合わせに回答がきてZoomでのお顔合わせをすることになった。

時間がきて、Zoomを立ち上げると、なんと私のZoomのヴァージョンが前過ぎてアップデートが必要(苦笑)それに数分要し、遅れてしまうハプニングがあったが、挨拶をして、セッティングを済ませお顔合わせをすると、とても感じのよいご担当者様で安心。お話しが始まった。

先方のプロジェクトの概要・こちらの物件の概要や希望等をお伝えし、ちょっと希望が見えた。

話しながら、担当者の方のエネルギーを感じると、とてもいい感じがしたので、一室ずつ、リノベをしていこうということで、春から実際の打合せを進めるべく、それまでに資料等をお送りすると話した。

新しいことをするのは、一歩踏み出すのはおっくうだったりエネルギーがいることだけど、動き出すとわくわくしてくる。

春が楽しみになったオンラインミーティングでした。

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