エアコン考

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エアコン考

暑かった夏もの過ぎ、やっと涼しくなり外を歩いていても苦痛ではなくなってきた10月初旬なのにまだ温かい日が多い。

温かいのはいいことだけど、まだ夏物がしまえなかったり、急に寒くなったり、季節の移り変わりが激しい昨今、この気象ゆえのトラブルも多発している。

都内某所のテナント様から「猛暑日35度を超える日に、エアコンが効かない」という相談が入る。この猛暑でエアコンが効かないのは命にもかかわるので、メーカーメンテナンスの方に診ていただくも故障ではないという。エアコンの内部洗浄をすると改善される可能性がある、というので内部洗浄の業者さんを手配するにあたり、業者さんに症状をお伝えしいろいろな質問をしてみた。

すると、様々な店舗や施設等のエアコンを設置したり修理したりしてきた経験値の中でも、今年は格別に暑かったゆえ、同様な相談やクレームは多発しているとのこと。

天井吊りのエアコンから水が垂れているという注意書きなどを大型の施設や店舗でも目撃はしていたが、そういった事例、エアコンが効かないという事例、急に止まってしまうという事例など、「今まで経験したことのない暑さと想定していない気象」のため、既存のエアコンでは効かなくなっている、というような総合的な見解だった。

たしかに、冬は冷えるし夏は暑い。今から20年ほど前とは明らかに気象状況が違う。

30年前はクーラーなんてなくても扇風機で過ごせたんだわけだし、私が留学した頃はヨーロッパなんてエアコンがないのがスタンダードだったし、30度超えたら暑いなぁ・・という印象だったのに35度って・・・そりゃエアコンさんもかわいそうだな・・・と思うのでした。

エアコンだった電気で動くわけで、電気がとまってしまったら・・と考えるとオソロシイ。

今の気象状況に合わせた生活スタイルにするなど、人間も地球に合わせて変わっていかないといけないのかもしれないなと思わせられる出来事でした。

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