学生の時は法学部で親族相続法のゼミに入り、卒論のテーマは寄与と特別受益だった・・・つまり、相続法については専門的に学んだし、相続士®というものも取得しているので、相続の専門知識もあるのだが、自分で相続を経験し、机上の理論は実地には劣ると実感した。
頭で理解してはいても実際の手続きは、やってみて初めてわかることだらけだった。
遺言状一つにしても、健在だった父に遺言書をいてほしいというのはなかなかハードルの高いことだし、自筆証書遺言を保管しておくと他界した後「検認」という家裁の手続きと審判を経ないと効力が発揮されない。そんなことも机上の理論だけではなかなか腑に落ちておらず、父の相続が開始してから「ああしておけばよかった」という反省点がたくさんあった。
とはいえ、父が元気な時にはなかなかできないものだったし、これも仕方がないことだとは思う。
膨大な量の事務手続き、必要書類の取得、行く必要のある役所、精神的にも長年の介護と看取りの時間に集約されたエネルギーを使い果たして疲弊している状態で膨大な作業をしなければならないのはかなりきつい作業であったし、生業が不動産業なので不動産の処分という作業には慣れているはずなのに当事者になるとこれも違った感覚が芽生えるので、とにかく相続の手続きは心身ともにきついものだった。
専門家に任せる、という選択肢も、ありだなぁ・・・(自分も専門家ですが( ´艸`))と、実感しました。
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