イヤシロチとケガレチ

風通しの良いお部屋とご縁を紹介

イヤシロチとケガレチ

このワード、風水などではよく聞く言葉だが、ざっくりと意味するところは「氣の佳い土地」と「氣のよくない土地」である。

そこには、いろいろな要素がかかわってくるので、どの階層にアプローチするのかで見解も違ってくるし、実は「住む人とその土地の波動が同調・共鳴共振している」土地にしかご縁はないともいえるので、たとえよくない場所に住むことになったとしても、それはその人が対面していかなければならない課題でもあるのだ。

かくいう私は、バブル直前に父が自分の稼いだお金で購入した都内某所に父が家を建て、私が高校生の時にそこに引っ越したのだが、もともと住んでいた場所よりも都心に近づいた場所に土地を買い家を建てた父の経済力は心から尊敬するし、それだけ稼いだという自負と材木にこだわった家を建て、一家は喜びで引っ越したわけだが、引っ越して半年後に母に病が見つかりそれからは家族は相次ぎ病になり、病とともに過ごす家となってしまった。

後に風水を学んでわかったことだが「新しいものには旺氣が宿る」と言い、風水的見解では「新しいものには佳い氣が宿る」とされる。

幼少時代から霊的に敏感だった私は、その土地に近づくとなんとなーくいやな氣を感じて、都心に近づき新しい家に住めるのにあまりうれしくなかったが、新しい家には旺氣が宿ってたのだろうし実際に新築から5-6年は、私もその家自体にはあまり悪い氣は感じなかった。

しかし、だんだん建築物が古くなると共に、新しい旺氣がなくなったのか、徐々にその「いやな氣」が勢いが強く感じられるようになってきた。

後に風水を学び、「旺氣がうすれてきた」のだろうということがわかったが、家族がみな病になったり、ラップ音が聞こえたり(家族の中でも私だけに聞こえる)、なんとなく「この家ヤバイのでは?」と感じていた。霊夢を見たり、金縛りにあったり・・・いわゆるホラー的現象もこのころに経験し、「家を出たほうがいいのでは」という思いはずっと持っていた。

とはいえ、新卒の給料から都内で家賃を払うのはなかなかに大変だし、時代はバブル。家賃は高騰していた。都内に実家があれば、特に女子はそこから通うのが当然な時代でもあり、家を借りる気概もなく、いやだなぁと思いながらも家賃分のお金を好きに使えている環境も捨てがたく、30過ぎまで実家に甘え住まわせていただいていたのだが、その間、徐々に母も私の言うことを理解するようになり、恩師から紹介を受け、霊能者から教えていただき、母とともに土地のお浄めの儀式を月二回することとなった。仏教的なお浄めのやり方だったが、藁をもすがる思いの私たちはその水神様のお清めをすること約6年。毎月二回まじめに続けていた。そのお浄めが土地建物の氣を上げることにはつながったように感じていた。

つまり、ケガレチ→イヤシロチの方向に少しだけ進んだ、そんな感覚でもあった。

霊能者の見解はまたの機会に書くとして、そんな中、母の病が再発し看取りの時を経た。

看取りの期間は約一年。それは大変な悲しみと恐れと不安の時間でもあったが、母を看取ったことである意味ふんぎりがつき、いよいよ自分で部屋を借り実家から引っ越した。

実家を出て初めて、身体が安心して、よく眠れた感覚を、今でも鮮明に覚えている。

実家の土地は残念だけど「ケガレ地」で、個人がお浄めしても祓いきれない何かがあったと、今でも感じている。

そして、その時にいろんなことを通して学んだこと。

それは、物事にはすべて原因と結果つまり因果があり、縁とはその因果によって巡り、縁があるところにしか住めないものだということ。

住むということは縁があり、縁があるということはそこでなにをして土地を地球に還すのか、その地で学びの時を過ごし、縁が薄くなったときに移動する、ということなのだということ。

ケガレチに縁と因があり住むことになった私たち家族は、その期間を通して、病や霊的なこと、土地のこと、因縁のことや仏教のことなどを学んだ、ということが総括できる。

そして、その私にとっての因縁が終わりを迎えるときにアクションを起こし、私は家を出ることができたと感じています。

うれしいことばかりではなく、悲しいことつらいことが多かった実家を出るとき、さみしさと父と弟を残していことに罪悪感ももちろんあったが、外からサポートすることにし、まずは自分の元氣を取り戻すことから始めようと思ったのだ。

つまり、すべては、ご縁と時が満ちるタイミングに導かれている、ということ。

それは神というべき大いなる存在がつかさどる領域でもあるのかもしれないと感じます。

そこには、善も悪もなく、イヤシロチ・ケガレチもなく、ただただ縁と時に導かれるものなのかもしれません。

そこまですべてを受け入れる心境になるには、10数年の月日を経ています。

今、不動産業を通してお客様のご縁を仲取りもちさせていただいていると、やはりその方の持つ波動波長に共鳴するご縁・土地や建物とのご縁がやってきてすべては元の原因とご縁、つまり因と縁なのかもしれないと思われられています。

なので、運を開く、開運というものは、自分自身の波動波長を整える、ということに尽きるのかもしれないと改めて実家での時間を振り返ると思います。

大元はやはりエネルギー=氣=波動でもあるので、何事にも言えることだけれど自分自身の氣を整える、ということがすべてでもあるのかもしれないと思う今日この頃です。

 

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