一陽来復

風通しの良いお部屋とご縁を紹介

一陽来復

冬至も過ぎ、陰から陽へと大きなエネルギーの転換点を越え、いよいよ2022年の年末にと暦は進みました。

穴八幡宮の一陽来復守りが金銀融通のお守りとして有名なので、お商売をしている方は日本全国からこのお守りをいただきに参拝にくるため、ツアーバス等が横付けされたり、頼まれて代わりにお守りをいただきに来ている人もたくさんいるため、このお守りが頒布される冬至から節分までは、穴八幡宮の周り、早稲田の駅前等はにぎやかになる。

境内にも屋台が立ち並び、ちょっとしたお祭り気分が味わえたりして、昔むかし、江戸時代はこんなふうに神社仏閣に参拝することが娯楽でもあり、交流の場でもあり、だから門前町として神社仏閣の周りに商店や茶屋が立ち並んだのだろうなぁと、古来の人々の暮らしに想いをはせたりする。

一陽来復守りには貼りかたのルールがあり、それを厳格に守るわけだが、お守りを落としたらそのお守りの効力はなくなるのでもう一度いただきにいかなければならない。

弊社の店舗に貼り付けるために、毎年冬至の夜中まで店に居たのだが、その年は所用があっていられないために大晦日に貼り付けるために店に来たことがある。

そして、方位を確認し、カウントダウンして貼り付ける際に・・・・・すうっと店長の手からお守りが床に落下した。

あーーーーっ・・・なんてことを・・・どうする? じゃあ、今からいただきに行こう!!と、大晦日の真夜中すぎ、つまり元旦の未明に穴八幡宮を目指した。

ものすごく寒いなか、穴八幡宮に到着。大晦日なので初もうでの人々でにぎわっていてお守りをいただく長蛇の列にならび、せっかくなのでお祈りして店に戻ったら疲れ果て(笑)、今年は最期のチャンスの節分に貼ろうということで帰宅した。

その年がどんな年だったかもう忘れてしまったけど、高田馬場に在る弊社は穴八幡宮と共に在ると言っても過言ではないくらいご縁が深い神社。ありがたいことです。

ご利益を願うだけでなく、陰ひなたなくご加護いただいている神仏への感謝を伝えるために、日々参拝しています。

© 2021 VENTO・HOUSE